鬼達は人間に拷問を仕掛けていた。

「ギャアアアアアアアアアアッ!!!」
人間は拷問に苦しみ青ざめるが、鬼は容赦なく拷問を続けた。

そして

ザッ

ブッシャアアアアアアアアアッ

人間は鬼に切り刻まれてバラバラになった。そう、ここは地獄。生前に悪行を働いた人間が死後に行き着く世界だ。

この日も地獄では鬼が悪人達に拷問を仕掛けていた。ところがある者にだけは手こずっていた。

「くたばれ鬼!!」
赤髪と青髪の二人の青年が鬼に攻撃を仕掛けた。彼らはレッドとブルー、かつてサニーに倒された兄弟だ。
鬼は二人に拷問を仕掛けようとするが、逆に反撃されてしまう。二人は次々と鬼に猛攻を仕掛け倒し続けた。この状況に閻魔大王は頭を抱えるほどだ。

「あいつらが来てからロクなことがない。目一杯懲らしめてやろうと地獄送りにしたのに・・・どうすればいいんだ?」

二人はそんな閻魔大王を尻目にあることを思いついた。
「地獄の人間達を率いて現世を侵略しよう。そして現世を地獄に飲み込んで滅茶苦茶にしてやるんだ。」
二人は地獄の人間達を率いて動き出した。

その頃現世ではサニー達が公園でバカンスを楽しんでいた。大規模で開放的な公園は住民の憩いの場で賑わっていた。
「あーホント気持ちいいね。」
雲一つない青空の下はなんとも心地がいい。しかしそれも長くは続かなかった。

しばらくすると空が暗くなり、異様な雰囲気に包まれる。その直後に突然異変が起きたのだった。

「何?空間が裂けてる?」
サニー達が驚いた瞬間空間に穴が開くとそこからレッドとブルーが大量の人々を率いて現れた。突然の異変に客はパニックになり逃げ出した。

二人はサニー達を前にこう宣言した。

「復讐の時は来た。さあ、サニーを倒せ!!」

続く

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